大腸内視鏡検査当日の流れを紹介。病院によって違うようですが。

こんにちは。ななこです。

ついに、この日を迎えました。もう、怖くて怖くて仕方ない日々を過ごしました。

 

朝起きてから、病院を出るまで順を追って紹介します。

 起床から出発まで

前日夜に下剤を飲んでいたこともあり、5時前に腹痛で目覚めました。3回ほどトイレに行ってます。

ただ、普段急に下痢をするときのような激しい痛みはありませんでした。どちらかというと、一気に出そうになるのでトイレに駆け込む感じです(笑)

 

もちろん、絶食なので水分補給のみです。水分を取ると、またトイレ。って感じでした。さすがに病院までの道のりでトイレに行きたくなると困るので出発前30-40分は水分はとりませんでした。

 

病院到着から下剤開始まで

無事に到着。当日運転禁止なので(鎮静剤投与の為)、仕事に行く前の夫に送ってもらいました。なので、病院の受付が始まるはるか前の時間に到着。

絶食中ですしトイレにいつ駆け込むかわからないし、受付開始までとても長く感じました。(受付開始前だったので受付の順番確保のために並ばないといけなかったのです)

 

受付開始されるとまずいつもの外科へ。そこで看護士さんより事前問診を受けました。

  • 前日の食事は決まったものを食べたか(三食とおやつは決まっていたのです)
  • 最終食事時間は
  • 朝のお通じの状態
  • 血圧

 

それが終わると「行きましょうか」と中央検査室へ移動しました。

 

下剤開始

前半

 中央検査室の一角で、本日の大腸内視鏡検査を受ける人たちが下剤を飲みます。みんな壁向きに座り、下剤と時計をにらみつつ飲むのです。

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これです。こちら、1.8Lあります。一升瓶です。

これを、一気飲みするわけではありません。ある程度、決まりがあります。

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だいたい、一時間で飲むように言われます。紙コップが約200mlなので、7〜8分にいっぱい飲む計算になります。

ただ、一杯目は液状下剤を一本(10ml)入れて飲みました。

 

最初は、余裕を持って飲んでいたのです。半分くらいまで・・・。一気に飲んだらいけないしなーって。

でも、その余裕が命取りでした。

検査当日は8月末。とても暑い日でした。ですので、下剤を飲んでいた部屋は25度でガンガンにクーラーが効いていたのです。

つ・ま・り。

とても涼しく(長袖着ていても寒い)、快適(冷えた)すぎたので、まるで喉がかわかないのです。喉がかわいていればもうすこしグビグビいけましたが、半分くらい飲んだところでペースダウンの気配。

 

でも、「とてもまずい」「まずくて吐いた」と聞いていましたが、ちがう種類の下剤だったのか、私は案外飲みやすかったです。ポカリのようでした。

ただ、最初は飲みやすかったのですが半分を過ぎると甘ったるくなって、だんだん飲みにくい・・・。30分経った頃に10mlの白い液体を飲むと、これは変な味で・・・。流し込むために下剤を飲むと、味があわなかったのかさらに変な味に(涙)

となりに座っていて、同時に下剤を飲み始めた高齢の女性と顔を見合わせて渋い顔をしました。高齢女性の身内の方から「だいぶん飲みにくそうですね・・・」と、案じていただきました。

 

中盤

開始30分を超えたあたりから、みなさんトイレに行き始めました。私の場合はひどい腹痛はなく、「あーーー、トイレトイレトイレ」って駆け込む感じでした。

なんだか、トイレトレーニングをしている子供のような感じ(笑)

ここでの試練は・・・。

検査室には合計3つのトイレがありました。これは、大腸内視鏡検査の人が使うだけでなく、点滴や採血など検査室に来られる方全員で使用します。でも、長時間滞在しているのは大腸内視鏡検査組なのでほぼ検査組が使っていました。

で、検査人数は4人。

全員ほぼ同時に下剤を飲み始めたので(最大時間差15分)、同じような時にトイレに行きたくなるのです。で、一度トイレに入ると中々出てこれないのです。トイレに行きたくなると「待った」がきかないのです。ということから、戦々恐々としていました。

だって、大の大人がトイレ争奪戦ですよ(笑)いや、笑ってられません。真剣です。

後半

下剤を飲み始めて一時間。完飲です。下剤の後に、水500mlも飲みました。

その頃には、二人の方が「合格」になっていました。

合格基準は、便の色や形状です。見本の色などがあるのですが・・・ちょっと生々しいので控えます。ただ、目の前にその表が置いてあってトイレのたびに「今、この辺です」って自己申告するんです。

そして、「もう一息」という形状まで来るとトイレのたびに看護士さんのチェックを受けます。ええ、トイレに来てもらって出たものを確認してもらうのです(恥)

 

最初は「はずかしい・・・」と思っていましたが、途中からはどうとも思わなくなるんですね。自分の度胸に呆れ返ります。

 

ただ、何度も来てもらっても合格せず、なんと私だけ下剤追加!!600ml!!

お隣の合格者に「かわいそうに」「まだ若いのに」など、慰めてもらいつつ追加を飲み干し・・・。でも、出ないんです。お腹ばっかりチャポチャポ。看護士さんには「とりあえず、歩いて!!」と言われつつ、廊下を歩き回っていました。ただ、急にトイレに駆け込みたくなるので、あまりトイレから離れたところに行くのは危険です。

エアコンが寒かったので外に出ていたら、トイレ危機一髪でした(汗)

 

それで、トイレに行くのですがまだ不可。とうとう、お尻が痛くなってきました。ただれたか、切れたか・・・。もう、トイレのたびに痛いので本当に辛かったです。その辛いところに、看護士さんから非情な一言が・・・。

腸洗浄が必要になるので、もう下剤飲まなくていいですよ

え、それって何ですか???

もう、下剤飲まなくていいって言われてもすでに2.4L+0.5Lの水を飲んでいるので、何かしらでるんですよ・・・。

延長戦

浣腸なのか何なのかわかりませんが、看護士さんと多目的トイレに移動しました。そこでベッドを出しておしりをだして横になります。

で、透明の液体をおしりに流し込むのです(涙)

「すみません。どれくらいの量が入るんですか?」

「うーん。500mlだね。きれいにならないともう一回になるけどごめんね」

「えーー。そんなに入るんですか!?」

「ほとんどの人が入ってるから大丈夫だと思いますよ。どうしても耐えられなくなったら言ってくださいね」

ということで、おしりに入っていきました。なんとか入ってしまうまで耐えることができました。トイレットペーパーで栓をしてベッドからトイレに移動。

そして、おしりから入った液体を出します。

もう、お腹の痛みもなにもありません。ただ、水分流れでる・・・。くらいです。

 

そして、ようやく合格。こうして、お腹の中をきれいにする過程を終了したのでした。私の合格時点で、すでに二人の方は検査を終了されていました。

下剤を終わった時の感想

お腹がぺったんこになることを想像していました。今まで、宿便があるからお腹がでていたと信じていましたが、単なる脂肪だったことが証明されてしまいました。下剤を大量に飲んだことで、逆にお腹がポッコリしていました。

また、もっとお腹が痛くなって冷や汗とか脂汗とかひどいことになると思っていましたがそれもありませんでした。4月に腹痛で病院に行った時の方が何倍も辛い状態でした。

 

oshirinonayami.hatenablog.jp

 

ついに大腸内視鏡検査開始

下剤が終わった後に点滴をしながら待機でした。検査室にはいり、検査用のおしりに穴のあいたズボンに着替え、いざ出陣!

階段を登って台の上に横たわると「まな板の上の鯉」そのものでした。

そして、点滴に鎮静剤が投与・・・されたと思うんですよ。

直後に、内視鏡挿入。聞いた話では「うとうとしている間に終わったよ」とのことだったのですが、私はウトウトも朦朧も全くありませんでした!!!

何よりも、激痛で呻き、両手両足をおさえられ、何度も向きをかえ、お腹固定しますと言ってムギュッとおさえられ「鎮静剤本当にきいてるのーーーーー」状態でした。

もう無理もう無理と思っていたら、

「今から抜いていきますねー力ぬいてねー」と言われても、力ってどうやって抜いたらいいの!?

抜く方が入れるよりも楽でしたが、それでも多少呻きました。ただ、30〜60分かかると言われていたのですが、もうすこし短かったようにも感じました。

 

終了後、台から降りるときに「ふらつくので気をつけてくださいね」と言われましたが、全くふらつくこともなく着替えもすんなりできて、さっさと中央検査室に戻ることができました。(鎮静剤きいてたのかな・・・)

 

検査終了後、点滴は継続されすこし横になっていました。検査中は激痛で呻きまくっていましたが、検査後は楽でした。

検査後の診察

点滴が終わった後に診察がありました。モニターを見ながら説明してくださいました。あまりよくわかりませんでしたが、問題なかったそうです。

ただ、検査が激痛になった原因に大きな問題を感じました。

激痛になった原因は、年齢の割に腸の老化が激しかったようです。腸が伸びたまま収縮せず、さらにねじれていて、固定されていないそうです。(腸って固定されてるんですかね)

腸が収縮されないので、便秘になりやすいそうです。今まで便秘と下痢を繰り返していて、下剤もよく飲んでいたことも原因かもしれません。下剤は収縮に影響するそうですが、出ないのも問題なので今は下剤を飲んででも出した方がいいという状態です。

 

と、結構ショックなことを宣告されたので、なんとか取り返せないかと質問しました。

「腸を鍛えたり、若返るように何かできませんか?」

医師「う・・・・ん。難しいですね」

ただ、規則正しい生活と適度な運動は必要とのことでした。

大腸内視鏡検査を終了して考えたこと

壮絶な1日を過ごしました。朝8時前に病院に到着して、病院を出ることができたのは17時。エアコンで体は冷え切って、腸の老化にショックを受け、夫に迎えに来てもらうこともできず、タバコの匂いが充満しているタクシーで帰宅しました。

 

そして、決意しました。

 

生活を見直そう

うたた寝も多く、夜中に起き出して家事を片付け、起きられないと困るから寝ないまま朝を迎えることも多い生活。もう、いい歳だし、自分の身体のことをいたわらないといけない。

 

  • 23時半までに布団に入ろう
  • 朝5時半までに起きよう
  • 朝起きたら白湯を飲もう
  • スナック菓子を控えよう
  • 納豆を食べよう
  • ヨーグルトを食べよう
  • ストレッチをしよう

 

いつも「やろう」と思っても挫折続きだったけど今度こそがんばろう。頑張る動機になるだけの苦痛は受けた。もう、あんな苦痛は受けたくない。もし、また大腸内視鏡をうける機会ができたらこんな辛い思いをしたくない。

腸が若返るかどうかはわからない。

でも、健康的な生活を送ることは身体のために絶対にいいはず。

3日坊主でも3回続けることができれば約10日。まずは目標二週間!!!